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デジタル茶況(5月9日)一茶終盤 買い手に満腹感

 静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、雨後の摘採分がまとまって入荷したが、買い手に満腹感があって相場は軟調。一部で500円を割り込む荷もあった。取引に終盤ムードが漂っている。
 一方、ドリンク関連の問屋を中心に、番茶の引き合が強い。あるあっせん業者は「今日は本茶の上と番茶の上の値段が同じだった」と苦笑した。
 藤枝 JA大井川藤枝工場は5工場から8口878キロが上場し、3500~1350円で取引された。1000円台半ばが中心。藤枝かおりは良質で引き合いが強い。
 島田、金谷、川根 島田は1800~1000円の取引が中心。神座のほとんどの工場が一茶生産を終了した。伊久美も13日ごろまでに一茶生産を終える見通し。
 榛原、相良 1000円前後が取引の中心だった。ある茶業関係者は「この辺りが底値だろう」と話す。
 掛川、小笠 掛川茶市場の中心価格は1200~1100円で続落した。一茶の生産は今週末で終わる見通し。市場関係者は「終了まで日数があるので、下げ幅をできるだけ小さくしたい」と話す。
 袋井、森 森は1100~1000円が取引の中心とみられる。町内の一茶取引は終盤を迎え、ある生産者は「南部では多くの農家が今日までに摘採を終えた。北部は13日前後がめど」と話した。

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