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八十八夜にティーバッグ新商品 茶神888が企画 新茶期盛り上げ

 八十八夜を迎えた1日、静岡県を拠点に茶文化を広める活動を続けるヒーロー「茶神888(さじん・ハチジュウハチヤー)」が県内外の茶農家の協力で新たに商品化したティーバッグの販売を始めた。888自身が茶畑をさっそうと走り抜けるイメージのパッケージデザインで、新茶のさわやかな香りや味わいを表現。茶を買ったことがない人たちに向け「新茶はうまい!」とメッセージを発信し、新茶期を盛り上げる。

八十八夜に合わせて商品化したティーバッグをPRする茶神888=4月下旬、静岡市駿河区
八十八夜に合わせて商品化したティーバッグをPRする茶神888=4月下旬、静岡市駿河区

 商品は「マルヒ製茶」(磐田市藤上原)の浅蒸し茶と「西尾製茶」(鹿児島県鹿屋市)の深蒸し茶を用意した。パッケージデザインはそれぞれ、浅蒸し茶を疾走感あふれる自身の姿で、深蒸し茶を自身が腕を組んだシックな雰囲気の異なるコンセプトで表現し、茶産地と茶農家の紹介や、お勧めの入れ方も記した。
 活動開始から今年で15年目を迎える888は昨年、クラウドファンディングによる支援で新デザインに生まれ変わった。茶の魅力を広めるだけでなく、ファンらの購買行動につなげられる存在としてさらなる進化を遂げるため、新茶期に合わせた本格的な商品開発を決意した。「ヒーローで、しっかりとした茶を売れるのは自分しかいない。新茶を買って味わったことがない人に届けたい」と意気込む。
 税込み888円。商品はネットショップサイト「BASE」で販売している。

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