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就業体験の導入 県、中小企業支援 ヘルプデスク開設

 静岡県はこのほど、中小企業のインターンシップ(就業体験)導入を支援するヘルプデスクを開設した。専用コーディネーターを配置し、インターンシップ計画の作成や学生の募集などについて助言する。
 業務委託する就職情報センター(静岡市)のコーディネーターが相談に応じる。5日間以上のインターンシップで得られる学生の情報を採用活動に活用できるなど、実施企業のメリットも伝えながら効果的な計画作成、運営について助言する。過去に実施した企業が抱える課題解決への具体策も考え、プログラムや募集方法などの改善もサポートする。
 県によると、インターンシップや短期間のオープンカンパニーを経験する県内の学生は6割超で、そのうち7割が参加企業で就職を申し込むという。一方、県内企業の実施率は4割程度にとどまる。県は人材確保や就業後のミスマッチ防止に向け、新規導入や内容充実を検討する企業を後押しする。
 対象は県内に本社や主要事業所があり、従業員300人以下など。相談は電話<070(2286)3404>が平日午後1~5時に、オンラインは常時受け付ける。

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