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小型浄水装置1基 長崎の施設に寄贈 ヤマハ発動機 国内初導入

 ヤマハ発動機はこのほど、小型浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」1基を、長崎県五島市の福江島で宿泊施設を運営するモンテカーザに寄贈した。国内での本格導入は初めてという。

寄贈された小型浄水装置と関係者=長崎県五島市(ヤマハ発動機提供)
寄贈された小型浄水装置と関係者=長崎県五島市(ヤマハ発動機提供)

 ヤマハ発は2022年10月から、上水道施設がない小規模集落への水インフラ導入実証事業として、福江島半泊地区の廃校舎を活用した宿泊施設「めぐりめぐらす」で同装置の運用と水の供給を行った。実証事業は完了したが、モンテカーザが継続して利用したいとの意向を示したため、寄贈を決めた。同施設や近隣住民に利用してもらう。
 同装置は「緩速ろ過」という自然界の水浄化機能をベースにしたシンプルな構造で、住民による自主運営が可能。国外ではアフリカやアジアの新興国を中心に17カ国で53基が稼働中という。

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