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JR東海 純利益75%増 3月期 コロナ5類で新幹線回復

 JR東海が30日発表した2024年3月期連結決算は、純利益が前期比75・2%増の3844億円となった。新型コロナウイルスの5類移行により、収益の柱である東海道新幹線の利用が増えたことが寄与した。売上高は22・1%増の1兆7104億円だった。
 東海道新幹線の運輸収入は26・5%増の1兆2479億円と、コロナ流行前の19年3月期の96・6%まで回復した。在来線の運輸収入も前期比13・2%増の948億円に伸びた。
 25年3月期の連結業績は、売上高が1・7%増の1兆7400億円、純利益が0・9%減の3810億円と予想。新幹線と在来線を合わせた運輸収入は25年3月末にかけてコロナ前と同水準に回復すると見込んだ。
 コロナ禍で鉄道の利用の仕方が多様化したため、ビジネス利用の乗客が仕事をしやすくなるサービスの拡充などを行ってきた。丹羽俊介社長は名古屋市で開いた記者会見で「多様なニーズに対応したサービスを提供していきたい」と話した。

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