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中国が金利維持 8カ月連続

 【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)は22日、企業向け貸出金利の目安となる「ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)」の1年物を3・45%で維持した。据え置きは8カ月連続。LPRは事実上の政策金利の一つとされる。金利低下が中小の金融機関の経営に与えるマイナスの影響を考慮した可能性がある。
 中国では不動産不況が深刻化して、一部の地方銀行で収益力の悪化が指摘されている。追加の金融緩和で貸出金利が低下すれば、利ざやが減ってさらに経営を圧迫するとの見方も出ており、慎重な判断を迫られている。
 住宅ローン金利の基準となる5年物も3・95%で維持した。
 また、習近平指導部は既に年明け以降に景気対策を相次いで打ち出しており、今後の効果を見極める方針だとみられる。
 人民銀は2月、預金の一定割合を強制的に預かる預金準備率と5年物をそれぞれ引き下げた。

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