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袋井、森の新茶初取引 質良し、手合わせ響く 前年より9日遅く

 袋井市と森町で23日、新茶初取引が行われた。いずれも前年より9日遅い。両市町の取引所で開所式が開かれ、茶業関係者やJA、市町の職員らが新茶シーズンの到来を祝った。

外観や茶葉の香りなどを入念に確認する茶商ら=森町の町茶業センター
外観や茶葉の香りなどを入念に確認する茶商ら=森町の町茶業センター
取引が成立し手合わせする茶商とJA職員=袋井市の茶ピア取引所
取引が成立し手合わせする茶商とJA職員=袋井市の茶ピア取引所
外観や茶葉の香りなどを入念に確認する茶商ら=森町の町茶業センター
取引が成立し手合わせする茶商とJA職員=袋井市の茶ピア取引所

 同市岡崎の茶ピア取引所での式典には約100人が出席した。7口52キロが持ち込まれ、最高値は例年、袋井茶の語呂合わせで2万9618円だったが、今年は質が高く3万円で取引された。売り手と買い手が一対一で価格交渉する相対取引が行われ、JA職員と茶商の商談が成立すると手合わせの音が響いた。
 同町森の町茶業センターでは関係者約60人が手締めを行い、茶業のさらなる発展を祈願した。式典終了後の取引には例年より多い16口67キロが上場。町内の茶商が入念に茶葉の香りや水色、外観などを入念に確認し、目当ての出品茶に金額を入札した。最高額は2万100円だった。
 JA遠州中央茶業農畜産課の柴田正成課長は「今年は天候に恵まれ、品質が高い。質に見合った活発な取引を期待している」と話した。
 生産のピークは4月下旬から5月頭に迎えるとの見方が強い。

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