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スルガ銀 2年連続増益 国債等債券償還損が減少

 スルガ銀行が10日発表した2024年3月期連結決算は経常利益が前期比55・5%増の206億4100万円、純利益45・3%増の153億7500万円だった。国債等債券償還損が減り、2年連続の増益になった。
 売上高に当たる経常収益は1・0%減の914億4700万円。貸出金利息の減少で資金運用収益は減ったが、償却債権取り立て益は増加した。
 銀行本業の収益力を示す単体のコア業務純益は2・8%減の233億5400万円。貸出金残高(期中平均)は1・7%減少し、2兆490億円。預金残高(同)は3兆2784億円で1・8%減少した。単体の自己資本比率は0・96ポイント上昇し、14・00%。
 オンラインで会見した加藤広亮社長は「貸出金残高が下半期から純増に転じるなど、中期経営計画に沿って事業基盤は整いつつある」と述べた。1株当たりの年間配当は前期より12円増配の21円とする。
 25年3月期は経常利益190億円、純利益145億円を見込む。

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