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アイリスオーヤマ 富士裾野工場 飲料水増産へ

 生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)は10日までに、裾野市の富士裾野工場で飲料水を増産する方針を決めた。国内需要が伸びているため、安定供給に向け、生産ラインを増設する。
 同工場では現在、計2ラインで天然水と炭酸水を製造する。1時間当たりの生産能力(500ミリリットル換算)は天然水が3万6千本、炭酸水3万1200本。増設するのは天然水の生産ラインで、今夏以降の稼働を予定する。工場敷地内では6月に延べ床面積約5万平方メートルの物流倉庫も新設する。
 同社は2021年に飲料水事業に本格参入した。富士裾野工場と富士小山工場(小山町)の本県2拠点で、天然水と炭酸水を生産する。飲料水事業を成長分野に位置づけ、24年中に180億円の投資を計画。新たに佐賀県の鳥栖工場で炭酸水の製造を始める。
 富士小山工場の隣接地では、防災拠点を兼ねた飲料水事業とネット通販事業の物流センター建設を進めている。

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