テーマ : 経済しずおか

ICTやサービス 静岡県へ誘致「順調」 県在京企業交流会

 静岡県在京企業交流会の2024年度定期総会が11日、都内で開かれ、県東京事務所の内藤信一所長が首都圏の情報通信技術(ICT)・サービス関連企業の本県への誘致に向けた県の取り組みを講演した。23~25年度の3年間で30社と掲げている目標に対し「順調に推移している」と説明した。

県の企業誘致施策などを紹介した定期総会=11日午後、都内
県の企業誘致施策などを紹介した定期総会=11日午後、都内

 内藤所長は、人口減少対策の観点を踏まえ若者、女性の希望職として人気の高いICT企業などの誘致を「短期集中的に実施している」と述べた。23年度は誘致候補企業のリスト化、これを基にした専任員によるアプローチ、本県への進出費用の助成制度といった施策の効果で、12社の誘致が実現したと明らかにした。
 24年度は誘致候補企業リストの追加作成、企業が実際に進出を検討する際の課題となる「ビジネス機会」「人材確保」のマッチング支援に力を入れるとした。首都圏スタートアップ(新興企業)との共創拠点を都内に置く計画も示した。
 定期総会には、県内企業が首都圏に開設する支店、営業所などの担当者ら約120人が参加。24年度の役員や事業計画を承認した。

いい茶0

経済しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞