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茶況(4月13日)静岡県産上場なく、県外産一茶取引も慎重 静岡茶市場

 新茶初取引から一夜明けた静岡茶市場に県産一茶の上場はなく、買い手の顔ぶれに広がりを欠いた。
 県外産一茶は、鹿児島が前日比横ばいの入荷量で、200円ほど下げて商談が成立した。本土物は2000円台前半中心、終盤を迎えた種子島は1000円台半ば~前半で取引された。上物に引き合いがあるが「徐々に満腹感がでてきた」(市中問屋)。コワ葉化が進んでいる荷が多いなどとして、手当てに慎重な茶商も少なくない。
静岡茶市場一番荒茶
▽成立 13, 904キロ(県内0キロ 県外13, 904キロ)
鹿児島 4, 400~1, 400
鹿児島県茶市場(キロ・円)
▽煎茶上場 134, 698キロ
 8, 099~500(平均2, 095)


 藤枝 藤枝市茶振興協議会は14日、新茶シーズンに向けて地元茶業の繁栄を祈願する献茶祭を同市の飽波神社で開く。内瀬戸の茶園で摘採されたやぶきたを神前にささげる。
 島田、金谷、川根 JA川根センターによると、前年より5日ほど生育が遅れているが例年並み。早い地区では26日あたりから、手摘みが始まる見通し。
 榛原、相良 相良地域のある生産者によると、3月の寒暖差や日照時間の影響で、同じ茶園内でも生育に差が生じている。
 掛川、小笠 菊川市内の生産者は地元茶農協の工場操業前に、品評会用の葉を用意する予定。草刈りなど茶園の管理に汗を流す。
 袋井、森 袋井市内のある生産者は「3月の冷え込みと雨量が影響して生育は遅れ気味。一番茶は短期集中の生産になりそう」とみている。

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