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茶況(4月18日)形状物に引き合い 静岡市中県産一茶

 静岡市中の県産一茶は、磐田と初倉から連日入荷した。やぶきたの形状物が高評価だったが、わせ品種は出来栄えにばらつきが見られた。初倉は前日からほぼ横ばいの値で商談がまとまった。あっせん業者は「まだ相場が立つ段階ではない。19日以降に産地が増えるので、買い手の傾向と値がはっきりしてくる」と見通す。
 静岡茶市場の県産一茶は磐田の工場の顔ぶれが増えたほか、本山筋の賤機と浜松から初荷が届いた。1000キロに満たない上場が続くが、荷口は増加傾向にある。19日は初倉、島田、美和などが入荷する。県外産一茶は現荷が少量で、鹿児島県本土物と宮崎県児湯の見本売りが中心だった。
静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円)
成立 836キロ(県内548キロ、県外288キロ)
磐田     7,000~4,000
鹿児島県茶市場(キロ・円)
煎茶上場 125,509キロ
   12,025~700
   (平均1,988)


 藤枝 藤枝市は20日、朝比奈玉露の生産技術に関する講座「朝比奈玉露承継塾」を同市岡部町内の茶園で開く。深刻化する担い手不足の対策事業の一環。農林環境専門職の大学生らが被覆作業などに取り組む。
 島田、金谷、川根 川根地区では早い場所で、22日からやぶきたの摘採が始まる見通し。生産者の一人は「雨量と気温が適切で生葉の色がいい。ここ数年で一番の出来」と話した。
 榛原、相良 来週から本格稼働を予定している市内のある生産者は「ここ数日の不安定な天気は悩ましい。摘採計画を慎重に練りたい」と話す。
 掛川、小笠 品評会用の茶を製造している。JA掛川市管内では上内田の生産者が19日、先陣を切って摘採を始める予定。
 袋井、森 初摘みを27日以降と見込む森町の生産者は「生育は昨年より10日ほど遅い。盛期や量、質はまだ読めない」と茶畑の状態に目を凝らしている。

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