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デジタル茶況(4月21日)やぶきた入荷 買い手関心高く

 静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、早場所を中心に各地からやぶきたが出回り始めた。茶市場には開場前から茶商が多数詰めかけ、主力品種の今期の出来栄えに高い関心を示した。商談はおおむねスムーズに成立し、相場は各産地とも前年並みかやや高値でまとまった。
 買い手からは「顧客から新茶がほしいという要望が増えてきた。やぶきたの良品を中心に手当てしたい」(郡部問屋)という前向きな声が聞かれた。一方で「値段が予想よりしっかりしていた。目当ての工場の荷が出てくるまで待つ」と慎重姿勢を維持する問屋も散見された。
 島田、金谷、川根 川根地域の早いところでは、さえみどりの手摘みが始まった。生産者の1人は生葉で80キロほど摘採し、「濃度感があり新鮮で甘みも強い」と出来の良さを喜んだ。
 榛原、相良 来週後半からの稼働を予定している牧之原市内のある生産者は「一番茶は短期集中になる見込み。収量をしっかり確保したい」と話した。

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