テーマ : 熱海土石流災害

伊豆山「安全なまちに」 熱海土石流 発生1年4カ月を前に法要

 熱海市伊豆山の大規模土石流の発生から1年4カ月が経過するのを前に、地元の主要団体でつくる「熱海伊豆山で心をつなぐ集い」は2日、被災現場近くの寺院「般若院」で法要を営み、犠牲者の冥福と地域の復興を祈った。

犠牲者の冥福と地域の復興を祈る参列者=2日午前、熱海市伊豆山の般若院
犠牲者の冥福と地域の復興を祈る参列者=2日午前、熱海市伊豆山の般若院

 同団体は今年2月から毎月、慰霊行事を行っている。この日は町内会や観光関係団体の役員ら約20人が出席し、読経に合わせて焼香した。
 被災現場は今も立ち入りが規制されている警戒区域。泥をかぶったまま公費解体を待つ被災家屋が多く残っている。県と市は、河川改修や道路整備に向けて地権者と用地交渉を進めているが、本格的な工事が始まるまでにはまだ時間を要する。
 市は逢初(あいぞめ)川源頭部の不安定土砂の撤去などを条件に、来夏の規制解除を目指している。同団体の大舘節生代表世話人は「安全なまちになって、住民が少しでも早く戻れるようになってほしい」と願った。

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