テーマ : 熱海土石流災害

伊豆山の水道、ガス 5月工事開始 熱海市、警戒区域内復旧へ

 熱海市の斉藤栄市長は25日の定例記者会見で、9月1日に予定している同市伊豆山の警戒区域解除に向けて、区域内のライフライン復旧工事を5月8日に開始することを明らかにした。市は6月下旬までに工事を終え、区域内の住宅修繕工事を7月から実施できるようにする方針。
 工事は区域内の中心部を通る市道岸谷本線の150メートル区間で行う。市道の地下に埋設されている上水道と都市ガスの本管の敷設替えを先行実施し、住宅の修繕工事などに支障がでないようにする。市は並行して電柱の設置位置を検討していて、9月1日までに水道などの復旧が見込まれるエリアの電気や電話も復旧させたいとしている。
 市が土石流被災地に設定している警戒区域は、原則として立ち入りが禁止されているため、今も200人以上の住民が伊豆山を離れて避難生活を送っている。市によると、区域内には46棟が土石流で流されずに残っていて、9月1日時点で32棟のライフラインが復旧する見通し。市は残りの部分も急ピッチで復旧させたいとしている。

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