テーマ : 熱海土石流災害

砂防ダムに土砂「同様事例、チェックへ」 再発防止に向け川勝知事

 熱海市の逢初(あいぞめ)川で2021年7月に発生した大規模な土石流を巡り、砂防ダムに上流域から流出した土砂が土石流の起きる前からたまっていたとされる問題を受けて、川勝平太知事は11日の定例記者会見で、県内の他の場所で同様の事例がないかチェックする方針を明らかにした。
 再発防止に向けた取り組みに関し「他の所で似たようなことがあるかは当然、チェックポイントになるだろう。(本紙報道で)さまざまな論点が提起されているので、謙虚に学んで政策に生かしていきたい」と述べた。
 県の公文書によると、土石流の起点になった盛り土が造成されていた09年11月、県熱海土木事務所が河口に泥水が流出したことを受けて開いた協議で、職員が「下流の堰堤(えんてい)はかなり埋まっており、下流河川が埋塞(まいそく)している」と発言した。その後、県が土砂を撤去した記録は確認されていない。

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