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茶況(4月19日)芽合い重視の取引 静岡市中県産一茶

 静岡茶市場の県産一茶は、磐田の荷口が増え、初倉、清水小島から初荷があった。さえみどりなどのわせ品種が中心。芽合い重視で商談に臨む買い手が多く、棒などが混じる荷は厳しく値押しされた。やぶきたの良品は足早に取引が成立する傾向が連日続いている。清水小島の手摘みの上級品で30000円台の取引があった。  静岡市中の県産一茶は、相良と坂部から初荷が届いた。磐田は5000円台~3000円台で軟調気味。相良はやぶきたの上物で7000円台後半の取引があった。初荷は各産地、おおむね前年同額でスタートしている。 静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円)
成立 16904キロ(県内2109キロ、県外14795キロ)
清水    33000
美和    18000
鹿児島   3200~1350
宮崎    3100~1700
鹿児島県茶市場(キロ・円)
煎茶上場 155308キロ
   6272~348
   (平均1771)


 藤枝 一部の生産者は週明けの22日から新茶の摘採を始める見通し。気温が上昇した影響で芽伸びも進んでいる。
 島田、金谷、川根  島田地域の初取引が行われ、初倉と湯日から3口90キロが持ち込まれた。平均単価は8311円、最高値は1万2千円。出回り量は限られたが、品質は良好でスムーズな取引となった。金谷地域では、わせ品種の山の息吹がごく少量上場し、8888円で取引された。
 榛原、相良 ある製茶問屋では、取引が早場所の数件程度に限られているという。茶業関係者は「毎日少しずつ出回りが増えていく見込みだが、27日ごろまでは相場が固まらない」と話す。
 掛川、小笠  JA「サエリア」で初取引が行われ、2口32・8キロが上場した。最高値はやぶきたで、37410円。平均単価は9026円だった。来週中頃から取引が活発化するとみられる。20、21日は休場する。
 袋井、森 袋井の生産者は25日ごろからの摘採を見込んでいて、工場の清掃や機械の点検などに余念がない。

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