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衣料老舗ダイドーへ 経営陣の刷新要求 不振でファンド提案

 投資ファンドのストラテジックキャピタルは17日、衣料老舗のダイドーリミテッドが6月に開く予定の定時株主総会で、株主提案により独自の取締役候補6人の選任を求めると表明した。会社側が示した議案のうち鍋割宰社長ら4人の再任に反対すると明言した。米紳士服ブランド「ブルックスブラザーズ」などの販売不振が続き、経営陣の刷新が不可欠と訴えた。
 ストラテジックは、旧村上ファンドの幹部だった丸木強氏が代表を務める。2022年秋からダイドー株を買い進め、24年3月末で議決権の32・2%を握っていると説明した。取締役候補の6人には衣料大手のオンワード樫山で社長、会長を歴任した大沢道雄氏や、ブルックスブラザーズの日本法人で最高財務責任者(CFO)を務めた中山俊彦氏らが名を連ねた。

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