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トランプ氏５戦全勝　「敵陣」制す　共和候補指名近づく【米大統領選２０２４】

　【コロンビア共同】米大統領選の共和党候補者指名争い第５戦の予備選が２４日、南部サウスカロライナ州で開かれ、トランプ前大統領（７７）が圧勝した。同州は唯一の対抗馬のヘイリー元国連大使（５２）が知事を務めた地元。「敵陣」でも大差をつけ、初戦から全勝となったトランプ氏は指名獲得に大きく近づいた。ヘイリー氏は逆転が厳しい状況に追い込まれたが、選挙戦からの撤退を否定した。

サウスカロライナ州予備選の得票率

　次の舞台は２７日の中西部ミシガン州予備選で、３月５日には各州の予備選・党員集会が集中するスーパーチューズデーが控える。民主党政権の維持を目指すバイデン大統領（８１）と１１月の本選での再対決を見据えるトランプ氏は指名獲得を早期に固めたい考え。指名されれば２０１６年、２０年の大統領選に続き３回連続となる。
　トランプ氏はサウスカロライナ州の州都コロンビアで「期待以上の大勝利。素晴らしい夜だ」と述べた。バイデン氏を「おまえはクビだ、出て行け」とテレビ司会者時代の決めぜりふで攻撃し、会場を沸かせた。
　ヘイリー氏は同州チャールストンで「戦いを諦めない」と表明。四つの事件で起訴され民事訴訟も抱えているトランプ氏では「バイデン氏に勝てない」と訴えた。

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