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静岡県知事選告示 大村慎一氏の第一声【書き起こし、動画あり】

 皆さま、おはようございます。本日は平日のこの時間から、本当にこのように大勢の皆さまにお集まりをいただきまして、心から感謝を申し上げます。そしてただいま多くの私の応援団の皆さまにご挨拶、そして開幕の言葉をいただきまして、本当にありがとうございます。

第一声を上げる大村慎一氏=9日午前、静岡市葵区
第一声を上げる大村慎一氏=9日午前、静岡市葵区

 私が先月、県庁前で報告したときは岩崎会長と2人で、そして私の、今日も来ている高校の仲間や県庁の時の仲間、本当に手弁当で知名度ゼロから始めました。それが今日この日を迎えるまで、だんだん私の訴えに耳を傾けていただける方が増えて、このように大勢の皆さまと県政の立て直しに向かって進んでいける。もう私は今から泣きそうです。泣いている場合じゃないんですけども心は燃えています。
 私は国、東京都、全国、北海道から九州まで、地方自治体そして静岡県で36年間行政の仕事をしてまいりました。そして静岡県で、ふるさと静岡県で仕事をさせていただいて、国でまたこの12年間、仕事をしておりましたが、片時もこの愛するふるさと静岡県のこと忘れることはありませんでした。
 しかし、静岡県政はだんだんとおかしな方向に行ったんです。県と市町の間は話ができない、対話がない状況になっていきました。国とも張り合うだけで、信頼関係が崩れ、対話ができない状況になりました。他の県ともリニア問題を巡っていがみあっています。「静岡県は何をやっているんだ」。そんな声ばかり、私はこの12年間聞いてまいりました。
 そして、この様々な失言、先程もご紹介があった農業者の皆さまに対する不適切な発言。そして川勝知事の突然の辞任。私はもう我慢ができませんでした。県政のため、身を投げ打って、まっすぐに県政を建て直していきたい。その思いの一心で立ち上がりました。
 対立と分断が渦巻き、物事が進まない、決められない、そしてどこで何が決まっているのかよくわからない。大きな声や特定の声、そうしたものを渦巻く、こうした県政から、県民不在の県政から、県民の手に県政を取り戻したい。私はその一心でいま戦っております。そのために「オール静岡」ということを申し上げてるんでございます。
 しかし、他にもオール静岡という方が出てまいりました。私は先週から「元祖オール静岡」というふうに言わせていただいております。県政の課題、様々ございますが、今日も注目されています。リニア問題、これは責任をもって解決すると申し上げております。「早期解決、5つの約束」。まず流域の声を反映させます。市町の皆さまとしっかり話し合います。そして大事な大井川の水と環境、これについては妥協いたしません。しっかりと守ってまいります。そして、何よりこの静岡県にとってのリニアのメリットを引き出したいと思います。
 しかし長い事業です。長い期間の事業ですから国の会議を明確にする。国・国交省に出てきていただいて、そして我々とJRとの約束を担保していただきます。こうした課題をしっかりと解決することによって、1年以内に今後の方向の結果を出していきたいと思っております。対話と実行はダラダラと話をするわけではございません。スピード感を持って、1年以内に結果を出す。それによってむしろ、大井川の水と環境も守ることができるんです。私はしっかりとこの5つの約束、守って解決をしてまいります。
 もう一つ大きな課題、浜松の野球場の問題です。県の案は3つございます。しかし、なぜか2万2千人規模の工事ありきの議論が進んでおります。これはなぜこういった案が出てきたのか。そのプロセスを確認しなければいけません。
 事業の妥当性、あそこは私も行きましたが、とても大切な種地です。しかし、アクセスの問題、風の問題、アカウミガメの問題、何よりどうやって使っていくのか。運営がよくわかりません。そういった状況の中で、費用対効果370億円以上がかかります。年間3億円以上です。これについて、浜松自体に私も回りました。いや、もちろんドームが欲しいといった声があります。しかし、高校野球のために使いたいとか、運営のあり方がよく分からないとか、様々な意見が浜松にもあるんです。
 私はもう1回、丁寧に市民、県民の声を聞いていきたいと思うんです。東部・中部・西部、伊豆の県議会議員の皆さんが話し合いますが、今のドーム案では通りません。私はしっかりともう1回議論することで逆に何か皆さんに喜ばれる野球場ができると思ってるんです。ですから私の県政では、丁寧に市民、県民の声を聞いて、浜松市民、県民にとって最適な野球場を最速で整備をいたします。これ、約束いたします。いかがでしょうか? 370億円あれば、皆さまの福祉、障害や福祉、他の様々な農林水産業、道路整備、いろんなことができます。その選択をしっかりと私はしてまいります。
 この静岡県知事選挙、大変に注目をいただいております。全国からも注目をいただいております。与野党対決、中部対西部の戦い、こういった声がございます。しかし、ここの争点はそんなことでは全くありません。この知事選挙は国政ではないんです。県政、県民市民のための戦いです。この県政の戦いの争点は、県民市民のために、県政をまっすぐに立て直せるかどうかです。そうじゃないですか!
 私は皆さまのために先頭に立って、汗をかいて静岡県をもう1度誇り高き県にできるように全力で頑張らせていただきます。もう1回言います。私は県政を県民の手に取り戻します。そして、リニアは水と環境を一切妥協せず1年以内に結果を出します。浜松のドーム球場370億円はゼロベースで見直します。そして県政前進ビジョン、4年間1000億円以上を、ビジョンを示して県政の前進を取り戻します。
 この県政前進ビジョンは防災、インフラ整備、産業政策、もの作りも農業も、そして県民の幸せの四つで考えております。そのために私が36年間培って参りました全ての経験、そして全国の素晴らしい知恵、全てを注ぎ込みます。この県政前進ビジョン、4年間で1千億以上には、地域別の4つのプランがついております。今私の頭の中にございます。中部、東部、西部、伊豆とございます。しかし、まずは西部、東部から元気になっていただき、そして最後に中部地方にさせていただく必要がございます。
 ですから今日はここまでです。後日、集会場で中身をご説明させていただきたいと思いますので、乞うご期待ください。私は皆さまと一緒に携わってまいります。私1人ではこの県政の立て直しはできません。どうか、皆さま立ち上がってください。一緒に戦ってください。私は県政を県民の手に取り戻します。よろしくお願いします。

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