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⚾野球で静岡を熱く! くふうハヤテ、気概の旗揚げ会見 総勢36人でスタート

 「静岡を野球で盛り上げたい」「日本一とドラフト1位が目標」。NPBファームの新球団「くふうハヤテベンチャーズ静岡」の新入団選手発表記者会見とユニホームの初披露が24日、静岡市内で行われ、登壇した選手は気概に満ちた表情で抱負を述べた。
新入団選手発表記者会見を終え、ポーズをとるくふうハヤテベンチャーズ静岡の選手=静岡市駿河区(写真部・二神亨)新入団選手一覧
 球団を運営するハヤテ223の杉原行洋代表は「66年ぶりにNPBの門戸が開かれた。その奇跡、喜びを県民と共有したい」とあいさつ。池田省吾球団社長も「個人の育成、再生をサポートしながらチームとして勝つ」と意欲を述べた。
 既に決まっていた29選手に、新たに7選手の加入が発表され、総勢36人でスタートする見通し。この日は卒業式のため欠席した大生虎史投手(柳ケ浦高)と、外国人選手3人を除く32人が出席した。
 元DeNAの田中健二朗投手(常葉菊川高出)は「新球団のスタートに携わることができて光栄。躍動したプレーを見せたい」と声を弾ませた。やはり元DeNAの倉本寿彦内野手は「自分自身、新たな挑戦でチームとしてもゼロからのスタート。感謝の思いを持って頑張っていく」と決意を口にした。野手最年長で元ロッテの福田秀平外野手は「若い選手と一緒に高いところを目指していく」と意気込みを示した。
くふうハヤテベンチャーズ静岡のホームユニホームで登壇する田中(左)とビジターユニホームの福田=24日午後、静岡市駿河区(写真部・二神亨)
 約1カ月前に左肘の手術を受けた元DeNAの池谷蒼大投手(静岡高出)は「今はネットスローをやっていて、次の練習から短い距離のキャッチボールができるようになり、順調にきている」と説明。2月3、4日に医師国家試験を受ける群馬大医学部の竹内奎人投手(静岡高出)は「全体練習が終わってから帰って5~6時間勉強している」と、文武に全力投球していることを明かした。
(結城啓子)
武将好みの勝色ロゴ 浜松のレワード社が手がける
 ユニホームを手がけたのは浜松市のレワード社。ホーム用は白地にピンストライプ、胸に「HAYATE」のロゴを目立たせた。ストライプとロゴ部分はチームカラーの深い青色「勝色」を使用。「戦国武将が好んで使った色」と杉原代表のこだわりを込めた。ビジター用はグレーを基調に黒の縁取りで引き締めた。モデルを務めた田中と福田は「シンプルでかっこいい」「軽くて動きやすい」と高評価だった。
 レワード社がプロ球団のユニホームを扱ったのは初めて。社を挙げてのチャレンジだったことを明かした伊藤寿弘社長は「このユニホームに子供たちが憧れを抱き、競技人口の拡大につながっていけば」と期待を寄せた。
くふうハヤテベンチャーズ静岡の新入団選手発表記者会見で、質問に答える福田(右端)=静岡市駿河区(写真部・二神亨)
くふうハヤテベンチャーズ静岡の新入団選手発表記者会見で抱負を述べる田中(中央奥)=静岡市駿河区(写真部・二神亨)
くふうハヤテベンチャーズ静岡のホームユニホームでポーズをとる田中(左)とビジターユニホームの福田=24日午後、静岡市駿河区(写真部・二神亨)

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