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甲子園逃しても実戦を 8月、北海道でリーグ戦 高校野球

 夏の甲子園大会に届かなかった高校3年生に実戦の機会を提供するリーグ戦が、8月に北海道で開催される。プロ野球日本ハムの本拠地エスコンフィールド北海道でプレーする機会も。主催する団体の代表を務める阪長友仁さん(42)は「夏の大会に負けたら引退という常識を覆したい。個人の力を試し、伸び伸びと成長できる場を用意したかった」と力説する。
 「リーガ・サマーキャンプ」と銘打ち、参加者を募って4チームを編成。栗山町民球場をメイン会場として8月9~17日に試合を行い、最後にエスコンフィールド北海道でプレーできる。大学野球など上のレベルを見据えて木製バットを使用し、元プロ選手による技術指導も予定している。
 阪長さんはトーナメントが主体の高校野球にリーグ戦形式の試合を普及させる取り組みを続けている。「トーナメントは勝敗が最優先されるが、リーグ戦はたくさんプレーして結果が数字で残る。本当の実力を知り、技術向上につなげることができる」と一発勝負ではなく試合を繰り返すことの意義を語る。
 参加費は約27万円で、札幌までの交通費は参加者が負担。定員は約80人で、応募者多数の場合はポジションなどを考慮して審査する。申し込みは5月31日までで、甲子園大会に出場する場合はキャンセル可能。

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