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⚾浜松開誠館いざ2回戦 本多駿が復調の快音 全国高校野球選手権

 第105回全国高校野球選手権記念大会で初戦を突破した静岡県代表の浜松開誠館は大会第9日の14日、2回戦で北海(南北海道)と対戦する。試合を翌日に控えた13日午後、兵庫県西宮市の津門中央公園野球場で2時間の練習を行った。メニューや時間は主将の吉松が決め、選手間で声をかけ合いながら練習を進めた。

シート打撃で2安打を放った本多駿=兵庫県西宮市の津門中央公園野球場
シート打撃で2安打を放った本多駿=兵庫県西宮市の津門中央公園野球場
シート打撃で2安打を放った本多駿=兵庫県西宮市の津門中央公園野球場
シート打撃で2安打を放った本多駿=兵庫県西宮市の津門中央公園野球場
シート打撃で2安打を放った本多駿=兵庫県西宮市の津門中央公園野球場
シート打撃で2安打を放った本多駿=兵庫県西宮市の津門中央公園野球場

 初戦で無安打だった本多駿が調子を上げている。シート打撃で1打席目に一、二塁間を鋭く破ると、2打席目は右中間へフェンス直撃の三塁打を放った。
 外から巻き込み気味のスイング軌道になり、ボール球にも手を出してしまった初戦の内容を反省。センター返しを心がけ、打てる球をスイングする意識を持ったことで本来の当たりが戻り始めた。「内容も良くなってきている」と次戦へ自信をのぞかせた。
 次戦の相手、北海は北照野球部出身の父和幸さんが3年夏の南北海道大会で敗れている。それだけに「簡単に負けるわけにはいかない」と駿にも気合が入る。「まずは1本出して、勝利に向けて頑張りたい」と言葉に力を込めた。

 2回戦のポイントは 早めの得点、丁寧な守備が鍵
 浜松開誠館は、全国最多40回目の出場を誇る北海(南北海道)と16強入りを懸けて戦う。東海大熊本星翔との初戦を振り返り2回戦への課題を探った。 浜松開誠館は初戦、先発近藤が先制を許したものの、尻上がりに調子を上げ、2番手広崎が好救援した。攻めては相手エースを攻略し13安打。三回の広崎の適時二塁打が流れを生み、五回に新妻の2点本塁打で逆転した。
 北海は南北海道大会のチーム打率が3割9分2厘。中でも4番熊谷は7割6分2厘、5本塁打と驚異的な数字を残している。投手陣も充実し岡田、熊谷の両右腕は直球が140キロ後半に迫り、技巧派左腕長内は緩急で勝負する。明豊(大分)との初戦では九回2死から2点差を追い付き、延長戦で逆転サヨナラ勝ちを収めた。たたみかける勢いと劣勢での粘り強さがある。
 浜松開誠館の投手陣は熊谷の前に走者をためないこと、一発で流れを渡さないよう注意が必要だ。野手は取れるアウトを確実に取りたい。攻撃は当たっている深谷、広崎の1、2番コンビが序盤で好機をつくり、早めに得点して試合を動かしたい。4番新妻は警戒されるため、前後の打者が結果を残せるかも鍵になるだろう。
(運動部・吉沢光隆)

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