テーマ : 高校野球 静岡

⚾清水東、遠江総合から逃げ切る 創立100周年に3年ぶり夏1勝 高校野球静岡大会1回戦

清水東―遠江総合 7回表清水東2死満塁、豊田の適時打でリードを広げる=清水庵原球場
清水東―遠江総合 7回表清水東2死満塁、豊田の適時打でリードを広げる=清水庵原球場

▽1回戦(清水庵原第1試合)
清水東  000200100―3
遠江総合 000100001―2
▽三塁打 岩辺(清)▽二塁打 豊田、佐野皓(清)名越、山崎(遠)▽暴投 加茂(遠)
▽試合時間 2時間20分

 【評】清水東が逃げ切った。四回に豊田の適時打などで2点を先行し、2-1で迎えた七回2死満塁も再び豊田の左前打で突き放した。主戦小林は2失点完投。九回は自らの失策で1点差に迫られたが後続を断った。
 遠江総合は四回に山本の適時打で1点を返し、九回も1死満塁とサヨナラの好機をつくったが決定打を欠いた。
 両脚けいれんも 豊田7回千金打  両脚をつりながら放った執念の一打が、創立100周年の清水東に3年ぶりの夏1勝をもたらした。2-1の七回2死満塁、直前の守備からふくらはぎがけいれんしていた豊田が「今年は校歌を歌わなければならない。一振りに懸ける」との覚悟で初球を仕留めた。
 エースで4番の小林がつなぎ役に徹した後ろで2安打2打点。3イニング続けてピンチをしのいで迎えた四回も、「斎藤監督から『相手は攻めながら無得点。こちらは少ないチャンスを生かそう』と言われていた」と先制二塁打を放つなど、値千金の働きだった。
 九回のピンチでは小林が踏ん張った。「交代した豊田のためにも自分が締める」。1点差に迫られてなおも1死満塁、フルカウントから高めのボール球を気迫で振らせあと一人。最後は中飛に打ち取り力強く拳を握った。

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