テーマ : 高校野球 静岡

記者コラム「清流」 変える時かも、夏の常識 

 中学高校とソフトテニス部に所属していた。いろいろある思い出の中で、強烈に印象に残っているのは夏の合宿で水を飲まずに行うトレーニング。なぜのどを潤してはいけないのか。恐る恐る顧問の教諭に尋ねると「飲んだらばてるから」と一刀両断された。
 いわゆる「昭和部活あるある」の光景の一つだ。今は暑さに対する向き合い方は変わっている。先日、見ていた高校野球の試合では、選手たちが攻守交代のたびにのどを潤したり、試合途中に休憩時間を挟んだりしていた。ただ、けいれんを起こしてベンチに下がる選手が何人かいて、痛々しかった。
 夏の暑さはかつてと違っているようだ。炎天下でスポーツをすることは未成年のためになるのだろうか。もう一歩、常識を変える時かもしれない。
(焼津支局・福田雄一)

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