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市営浜松球場の存続を 市民団体が市長に要望書

 浜松市の市民団体「新球場と浜松百年の計を考える市民の会」(福井晃代表)は29日、同市中央区の市営浜松球場の存続を求める要望書を中野祐介市長宛てに提出した。

浜松球場の存続を求める要望書を手渡す福井代表(左)=浜松市役所
浜松球場の存続を求める要望書を手渡す福井代表(左)=浜松市役所

 市は昨年7月、老朽化が進む四ツ池公園運動施設の再整備について、公園内の浜松球場を解体し、陸上競技場に特化させる方針を打ち出した。同球場が担う機能のうち、プロ野球開催は県が遠州灘海浜公園篠原地区(同区)に整備する新野球場でまかない、高校野球県大会開催は既存野球場の大規模改修などで確保することを視野に入れている。
 同団体は、浜松球場は「浜松のスポーツ文化を醸成してきた聖地」と強調した上で、交通の便が良く、安価で利用できる同球場の存続を求めている。
 福井代表ら7人が市役所を訪れ、「今のまま野球場と陸上競技場を共存共栄してほしい」と長田繁喜副市長に要望書を手渡した。
 同団体はこの後、市議会の戸田誠議長にも要望書を提出した。新野球場についても今後、アカウミガメへの環境影響や費用対効果、津波防災上の懸念などを理由に、ドーム型の建設に反対する要望書を県などに提出する予定という。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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