テーマ : 高校野球 静岡

⚾決勝 浜松開誠館 強力な投手陣/翔洋 勢い乗る打線 高校野球静岡大会

 第105回全国高校野球選手権記念静岡大会は29日午前10時から、草薙球場で決勝を行う。初の甲子園を目指す浜松開誠館と、19年ぶりの出場を狙う東海大翔洋が戦う。強力投手陣を擁する浜松開誠館に、打線好調の東海大翔洋が対抗する。

打線をけん引する東海大翔洋の米倉/安定感が光る浜松開誠館の松井
打線をけん引する東海大翔洋の米倉/安定感が光る浜松開誠館の松井

 浜松開誠館は2年生左腕松井が抜群の安定感で投手陣を支えている。ここまで3試合21回を投げ防御率は0・86。決勝でも長いイニングの登板が予想される。最速150キロに迫るエース近藤は今大会、救援で4試合に登板。本調子ではないが決勝も出番がある可能性が高い。大会序盤は湿りがちだった打線は準々決勝で13安打、準決勝では11安打と調子を上げる。キーマンはここまで19打数11安打、5割7分9厘のリードオフマン深谷。準決勝でも効果的な打点を挙げ自信を深めている。
 東海大翔洋はここまで6試合で76安打、チーム打率3割9分2厘と当たっている。中でも4番米倉は3点本塁打を放った4回戦の常葉大橘戦から調子を上げ、日大三島との準決勝も3安打と勢いに乗る。好調の2番牧野は5割5分6厘とチームトップの高打率。強力クリーンアップに良い形でつなげたい。投手陣はけがの影響もあり大会前に出遅れていた松永の復調が大きい。準々決勝、準決勝と好投し、安心材料になっている。エース左腕小根沢らとの総力戦になりそうだ。
 (運動部・吉沢光隆)

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