テーマ : 高校野球 静岡

⚾桐陽 野極 勝利呼ぶ14K 三島北との接戦制す 高校野球静岡大会1回戦

三島北―桐陽 最後の一球を投げ終え勝利を喜ぶ桐陽の野極=あしたか球場
三島北―桐陽 最後の一球を投げ終え勝利を喜ぶ桐陽の野極=あしたか球場

▽1回戦(あしたか第1試合)
三島北 100000000―1
桐陽  10000002×―3
▽二塁打 志村(三)、太田(桐)▽暴投 千葉(三)▽捕逸 塩川(三)、秋山(桐)
▽試合時間 2時間31分

 【評】桐陽が終盤までもつれ込んだ三島北との接戦を制した。
 同点で迎えた八回、桐陽は1死一塁から代打太田の二塁打で勝ち越し点を奪うと、敵失で1点を加えた。主戦野極は力強い速球を柱に、毎回の14奪三振で完投した。
 三島北は初回に1点を先制したが、二回以降の好機であと一本が出なかった。
エース強気に 悪天候も完投  濃霧と小雨の中、桐陽の主戦野極が躍動した。自己分析は「打たせて取るタイプ」だが、自己最速の134キロを記録した直球を主体に毎回の14奪三振。「まっすぐを最後まで突き通すことができた。勝つことができてほっとしている」と右腕は声を弾ませた。
 悪天候で、1時間11分遅れで始まった。身上とする制球を乱し、先頭打者への四球をきっかけに先制を許したが、味方打線がすぐさま同点に追いついた。
 野極は「冷静さを取り戻せた」と感謝し、その後は「仲間のミスは自分がカバーする」とマウンド上で主将の意地を見せた。味方の失策で走者を背負った場面も、強気の投球で切り抜けた。
 次戦の相手は春の優勝校で第1シードの加藤学園。野極は「先手先手で気持ちを出していく」と意気込んだ。
 (東部総局・天羽桜子)

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