⚾浜松開誠館、コールド発進　富士に１４ー３　秋季高校野球静岡県大会２回戦

浜松総局　大山雄一郎

浜松開誠館－富士　１回表、先頭打者本塁打を放ってガッツポーズする浜松開誠館の大迫＝浜松球場

▽２回戦（浜松第１試合）
浜松開誠館　１７２０４―１４
富士　　　　０００３０―３
　（５回コールド）
▽本塁打　大迫、塚田（浜）
▽二塁打　重村、松井、続山（浜）▽暴投　遠野、横田（富）
▽試合時間　１時間２０分
　【評】浜松開誠館が富士に大勝した。
　開誠館は初回、大迫の先頭打者本塁打で先制すると、二回は打者人を送り込み、８安打で７点を奪ってリードを広げた。先発の左腕松井はテンポの良い投球で三回を１安打６奪三振と好投した。
　富士は四回２死から四球と萩谷、中山の連続安打で満塁とし、敵失で３点を返した。

連続甲子園出場へ「最高」スタート　２季連続の甲子園出場を目指す浜松開誠館が、公式戦初戦で富士を一蹴した。弾みを付けたのは初回、大迫の先頭打者本塁打。「チームを勢いづかせる打撃を意識した」と大迫は真ん中への直球を左翼席に運んだ高校初アーチに「最高」と笑みを浮かべた。
　三回は９番打者で１年の塚田が、こちらも高校初本塁打となる２ランを左翼席へぶち込んだ。「自分の次が大迫さんなので、つなげば返してくれると思って打席に立った」と３安打４打点の活躍は、頼りがいのある先輩のおかげとした。
　四回に守りが乱れ、３点を献上するなど、課題も出た。佐野監督は「勝ちが収穫。上に行くためには走塁と、どんな場面でも全力プレーができるようになること」と甲子園メンバー５人が残ったチームの進化に期待を寄せた。
（浜松総局・大山雄一郎）