⚾浜松江之島　１２年ぶり初戦突破　高校野球静岡大会１回戦

浜松江之島－富士東　１２年ぶりに初戦突破を果たした浜松江之島の選手１４人＝掛川球場

　▽１回戦（掛川第２試合）
浜松江之島
６００００２１００―９
００１２０１０００―４
富士東
▽本塁打　水野大（浜）
▽二塁打　伊藤暢（浜）川窪、高橋風（富）▽暴投　服部、笹ケ瀬（浜）丸山（富）▽ボーク　望月辰（富）▽野選　川窪（富）
▽試合時間　２時間５６分

　【評】先制した浜松江之島がリードを守り、富士東に快勝した。
　浜松江之島は初回、伊藤暢が適時打、水野大が本塁打を放ち、打者一巡の猛攻で一挙６点を獲得。終盤も打線がつながり加点し、相手を突き放した。
　富士東は三、四回に川窪と高橋風の適時二塁打などで返したが序盤の失点が響いた。

選手１４人　相手を圧倒
　浜松江之島の選手１４人が１２年ぶりの初戦突破を果たした。雨で順延が決まってから１週間、打ち込んできた成果が初回から発揮され、打者一巡の攻撃で相手を圧倒した。
　右足首のけがや体調不良に悩んだ伊藤暢はこの１週間で調子を戻した。初回１死二、三塁で、外気味の直球を左方向に放ち２点を挙げた。「仲間がつないでくれたものを生かすことができた。次も最大限の力で戦いたい」と調子は上々だ。
　チームを支えたのは１年生投手の２人。四回のピンチの場面で服部から笹ケ瀬に継投し、その後も相手に試合の主導権を渡さなかった。野田監督は「人数が少ない分、皆多くのポジションを経験している。互いの気持ちが分かり全員で守るという意識につながったのでは」と語った。