テーマ : 高校野球 静岡

⚾ヤマハ元投手の本多さん 息子二人の勇姿「感動」 浜松開誠館、甲子園で行進

 兵庫県西宮市の甲子園球場で6日に開幕した第105回全国高校野球選手権記念大会。開会式では本県代表・浜松開誠館高の父母が球場で選手の勇姿を見守った。双子で活躍する本多優、駿両外野手(ともに3年)の父和幸さん(48)=浜松市南区=は、入場行進する2人を外野スタンドから観覧。「感動する。このグラウンドでプレーできるのがうらやましい」と感慨深げに温かな視線を送った。

浜松開誠館高の入場行進を見守った本多和幸さん(右)=6日午前、兵庫県西宮市の甲子園球場
浜松開誠館高の入場行進を見守った本多和幸さん(右)=6日午前、兵庫県西宮市の甲子園球場

 和幸さんは高校卒業後に社会人野球のヤマハでプレー。直球とスライダーを軸にした左腕として活躍し、都市対抗4強にも貢献した。だが高校時代には悔いがある。北照高(北海道)で2年夏に甲子園出場を果たしたが、甲子園からベンチを外れ応援に回った。
 甲子園球場に訪れたのはその時以来。「やはり、いいところだな」と当時を懐かしみながら、連れてきてくれた2人に感謝する。「優はのんびりした性格で、駿はこつこつ積み重ねるタイプ。2人で同じ道に進んで頑張ってきて、そろって全国大会へ出られた」と喜んだ。
 浜松開誠館は10日に東海大熊本星翔との初戦を迎える。「緊張もするだろうし、力を全て出せるかは分からない。でも、せっかくここまで来たのだから楽しんでやればいい。そうすれば結果も付いてくる」。地元浜松からかなえた親子の夢を見届けに、当日も応援に駆け付ける。
 (運動部・吉沢光隆)

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