テーマ : 高校野球 静岡

⚾井上4安打 島田工好発進 高校野球静岡大会1回戦

静岡農―島田工 5回表島田工1死二塁、井上が適時三塁打を放つ=草薙球場(写真部・宮崎隆男)
静岡農―島田工 5回表島田工1死二塁、井上が適時三塁打を放つ=草薙球場(写真部・宮崎隆男)

▽1回戦(草薙第2試合)
島田工 003131100―9
静岡農 000200110―4
▽三塁打 井上、法月(島)▽暴投 鈴木(島)飯田陸2(静)▽捕逸 数原(島)
▽試合時間 2時間52分
 【評】島田工が13安打の猛打で、静岡農を退けた。
 島田工は三回に数原の適時打や押し出し四球で3点を先取した。2点差の五回には井上の適時三塁打などで3点を追加。主導権を握り、六、七回にも1点ずつ加えた。
 静岡農は四回に連続スクイズで2点を返し、終盤にも得点して粘ったが及ばなかった。
春の雪辱 新打法で快勝けん引  島田工の井上が4安打の固め打ちでリードオフマンとしての仕事を存分に果たした。背景には春季大会で味わった屈辱を胸に磨いた新打法がある。「4本は公式戦で初めて。この夏に結果を出せてよかった」。8年ぶりの勝利に貢献できた喜びで表情を緩ませた。
 バント安打や強打が得点に結びついた。三、四回に連続してセーフティーバントを成功。一転して五回には右中間深くまで打球を運ぶ鋭いスイングを見せ、七回にも巧みに右前へ運んだ。
 春は県大会に出場したものの地区大会から合わせて約30打席で無安打に終わった。「何かを変えなければ」。スランプを脱するため、トップの位置を体の前でつくるフォームに思い切って改造した。そこから毎日の振り込みで形を体に覚え込ませ、バットがスムーズに出るようになった。
 「次もチームを鼓舞する打撃をしたい」。苦しみを経て自分のものにした打法で、目標の8強に導くつもりだ。 
(吉沢光隆)

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