テーマ : 高校野球 静岡

⚾小笠、投手戦制す 高校野球静岡大会1回戦

川根―小笠 同点の六回一、三塁でセーフティースクイズを決める小笠の5番松井=浜岡球場
川根―小笠 同点の六回一、三塁でセーフティースクイズを決める小笠の5番松井=浜岡球場

 ▽1回戦(浜岡第1試合)
川根
001000000―1
10000100×―2
小笠
(川)成岡―勝又
(小)村上―榑松(陽)
▽二塁打 向笠(川)赤堀(小)▽捕逸 勝又(川)
▽試合時間 2時間5分

 【評】小笠が1点差で投手戦を制した。初回、一死二塁から赤堀の適時打で先制。同点の六回は無死一、三塁で5番松井がスクイズを決め、勝ち越した。先発村上は被安打8を浴びるも11奪三振、1失点で完投した。
 川根は成岡が粘投を見せたが、最終回の二死満塁の好機を生かせなかった。

 松井 執念のスクイズ
 小笠は1-1で迎えた六回無死一、三塁で5番松井に第3打席が回った。外野フライを打てば犠飛で得点が入る場面だが、榑松監督が初球で出したサインはセーフティースクイズ。「絶対にチームを勝たせたい」と松井がバットに当てたボールは勢いを失ったまま投手前へ転がり、三塁走者が生還。決勝点につながった。
 松井は自身の打撃スタイルについて「積極的に振るタイプ」と分析するが、本大会で対戦する好投手を想定しバント技術も磨いてきた。チームの勝敗を左右する局面だったが「緊張よりもバントを決めたいという意地が勝った」と執念を見せた。2打席目でも一発で犠打を決め、打線をつないでいる。
 これまでのチームは練習試合では接戦で競り負けることが多かったが、指揮官は「大会に向けて粘り強さが出てきた」と評価。次戦も理想とする機動力野球の体現を目指す。
 

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