テーマ : 高校野球 静岡

⚾強肩強打2捕手、中大進学へ 浜松開誠館・新妻/静清・松井 新天地で切磋琢磨誓う

 静岡県の高校野球を盛り上げた強肩強打の捕手2人が今春、そろって東都大学野球1部リーグの中大に進学する。昨夏の甲子園初出場とU-18(18歳以下)日本代表としてワールドカップ初優勝に貢献した浜松開誠館の新妻恭介と、2022年夏の静岡大会で準優勝した静清の松井大空が新天地で切磋琢磨(せっさたくま)を誓う。

大学日本代表を目指す浜松開誠館の新妻=浜松開誠館高グラウンド
大学日本代表を目指す浜松開誠館の新妻=浜松開誠館高グラウンド
先輩石田の背中を追う静清の松井=静清高
先輩石田の背中を追う静清の松井=静清高
大学日本代表を目指す浜松開誠館の新妻=浜松開誠館高グラウンド
先輩石田の背中を追う静清の松井=静清高

新妻(浜松開誠館) 大学日本代表入り目標
 昨季の本県はヤクルト入りした鈴木叶(常葉大菊川高)をはじめ捕手“豊作”の年だった。浜松開誠館の4番捕手を担った新妻も注目の一人。新妻は甲子園の左翼席に運んだ本塁打の弾道が今も脳裏に焼き付いている。
 野球は中学で終えようと思っていたが熱心な誘いを受けて開誠館に入学。だが2年の新チームまではほとんどベンチ入りできなかった。転機は昨年5月。トレーニングの成果がプレーに現れ「自信を持てるようになった」と言う。
 自主性を重んじる部の方針もあり、自ら考える習慣が自身を成長させた。「次は大学日本代表に入るのが目標。早くなじんで結果を出したい」。新たな舞台での活躍を期す。
松井(静清) チーム勝たせる打者に
 中学時代は内野手だった松井は高1の夏が終わると捕手に転向。その年の秋に4番、正捕手に抜てきされた。「スローイングの精度には自信を持っている。県ナンバーワンだと思ってやってきた」
 大学では好機に強く、チームを勝たせる打者を目指す。「まずは試合に出るために、ポジションに関係なくどこでもできる練習をしておく」と内野経験を生かすつもりだ。
 静清高OBで中大からDeNA入りした石田裕太郎投手は目標としてきた先輩。「同じ舞台に立てるように」。背中を追いかける。
 (吉沢光隆、結城啓子)

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