テーマ : 高校野球 静岡

⚾注目選手 投手 制球力光る/野手 屈指の好打者 全国高校野球静岡大会

近藤、吉川 著しい成長/牧野、今久留主 制球力光る    静岡県内屈指の投手に成長したのは浜松開誠館の右腕近藤愛斗(3年)。最速147キロの直球で押し、変化球でもカウントを取れる。春季県、東海制覇に貢献した加藤学園の左腕吉川慧(3年)は積極的に内角を突く切れのある球が武器。終盤を乗り切るために体力強化にも励んでいる。


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  浜松開誠館の近藤(左)と加藤学園の吉川
 藤枝明誠の右腕牧野亮大(3年)は制球力が向上し、直球も140キロを超えて変化球とのコンビネーションがさえる。最速146キロの右腕寺下颯真(3年)との2本柱で試合をつくる。聖隷クリストファーは昨夏も主戦を担った今久留主倭(3年)がストライク先行でカウントを整え、巧みな投球術で打たせて取る。
  photo03   藤枝明誠の牧野(左)と聖隷クリストファーの今久留
 今春の選抜出場に導いた常葉大菊川の久保綾哉(2年)は内角への直球が一番の持ち味。春季県大会で登板した内藤大輝、福住柚稀(ともに3年)も力を付け、投手力は上がっている。知徳の197センチ右腕小船翼(2年)は成長著しい本格派。角度のある位置から140キロ超の直球を投げ込む。
 静清の浜田隆羽、佐山蒼空(ともに3年)のタイプの異なる両右腕は伸びのある直球が光る。東海大翔洋は長身右腕の松永郁己(3年)や、計算できる左腕の小根沢亘平、牧野蒼大(ともに3年)を擁し起用の選択肢が豊富。日大三島の左腕関野巧真(2年)は緩急を武器に小気味よくアウトを重ねる。御殿場西の左腕竹上智也(3年)もコーナーに制球良く投げ分ける。

鈴木叶、太田 屈指の好打者/永野、落合 打線の柱
 常葉大菊川の強肩捕手、鈴木叶(3年)は高校通算本塁打20本超の長打力に加え、春季県大会は打率5割7分1厘をマーク。好打者の岩崎匠悟(3年)、鈴木来空(2年)とともに打線を引っ張る。加藤学園のリードオフマン太田侑希(3年)は左打席から広角にはじき返すシュアな打撃と、俊足を武器にした走塁が魅力。主軸の大木漣(3年)も難しい球を器用に拾う適応力が高く、相手に応じて2番や4番に入る。
  photo03   常葉大菊川の鈴木叶(左)と加藤学園の太田
 昨年春夏の甲子園連続出場を果たした日大三島の永野陽大(3年)はコンパクトな鋭いスイングで野手の間へライナーを飛ばす。チームの柱に成長し勝負強さも備わった。掛川西の4番落合倭吹輝(3年)は春の練習試合解禁以降に本塁打を量産し、通算20本を超える。昨年から藤枝明誠の中軸を担う寺下颯真(3年)は181センチ96キロの長距離砲。通算本塁打は30本を超える。
  photo03   日大三島の永野(左)と掛川西の落合
 名門静岡の打線をけん引する和田琉汰(2年)はチーム随一のパンチ力を誇り、投手兼任の中野桜佑(2年)は左の好打者。浜松開誠館の本多駿(3年)は東海王者となった昨春も4番。吉松礼翔(3年)は攻守に高い技術を持つ。静岡学園の岡村シルバー魁人(3年)は抜群の身体能力を誇る俊足強打の外野手。
 東海大翔洋の土方謙伸(3年)と米倉輝(3年)は左右の大砲。聖隷クリストファーの山崎壮太(3年)、堀内謙吾(3年)も経験豊富で力がある。

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