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記者コラム「清流」 33年ぶりの名門復活

 3年ぶりの初戦突破、10年ぶりの8強進出、24年ぶりの4強進出、33年ぶりの決勝進出。25日まで東京ドームで行われた社会人野球の都市対抗野球大会で、ヤマハ(浜松市)は近年阻まれてきた壁を破り続けた。
 スタンドは4年ぶりに制限のない応援が可能となり、応援合戦がにぎやかに繰り広げられた。決勝の日のヤマハ側応援席は、いつもの楽器メーカーらしい洗練された演奏に、野太いコールが加わり、迫力を増していた。ヤマハの清水蓮投手、佐藤廉投手の母校、共栄大の後輩が大挙して駆け付け加勢していたそうだ。
 ハイレベルな頂上決戦と熱量の高い応援合戦。開催時期が高校野球の地方大会と重なることもあり、都市対抗の注目は一部に限られてしまうのが残念だが、ヤマハの快進撃は新しいファンを増やしたに違いない。
 (運動部・結城啓子)

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