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⚾常葉大橘 好投手攻略、知徳に逆転勝ち 秋季高校野球静岡県大会2回戦

知徳ー常葉大橘 7回裏常葉大橘1死三塁、木下の二ゴロの間に清水が本塁に滑り込み勝ち越した=清水庵原球場(写真部・坂本豊)
知徳ー常葉大橘 7回裏常葉大橘1死三塁、木下の二ゴロの間に清水が本塁に滑り込み勝ち越した=清水庵原球場(写真部・坂本豊)
常葉大橘打線を相手に4点を失った知徳の小船=清水庵原球場
常葉大橘打線を相手に4点を失った知徳の小船=清水庵原球場
常葉大橘打線を相手に4点を失った知徳の小船(左端)=清水庵原球場
常葉大橘打線を相手に4点を失った知徳の小船(左端)=清水庵原球場
常葉大橘打線を相手に4点を失った知徳の小船(左)=清水庵原球場
常葉大橘打線を相手に4点を失った知徳の小船(左)=清水庵原球場
知徳ー常葉大橘 7回裏常葉大橘1死三塁、木下の二ゴロの間に清水が本塁に滑り込み勝ち越した=清水庵原球場(写真部・坂本豊)
常葉大橘打線を相手に4点を失った知徳の小船=清水庵原球場
常葉大橘打線を相手に4点を失った知徳の小船(左端)=清水庵原球場
常葉大橘打線を相手に4点を失った知徳の小船(左)=清水庵原球場

▽2回戦(清水庵原第1試合)
知 徳  101001000―3
常葉大橘 00110020×―4
▽三塁打 松本、山本(知)▽二塁打 村上、山内(常)▽暴投 小船(知)秋山、木下2(常)▽捕逸 磯谷(常)▽野選 伊藤大(知)木下(常)
▽試合時間 2時間37分

 【評】常葉大橘が足を使った攻撃で知徳に逆転勝ちした。
 2点を追う常葉大橘は三、四回に内野ゴロの間に1点ずつ奪い追い付いた。再びリードを許したが、七回に連打と巧みな走塁で好機を広げ、内野ゴロ2本で2点を取り、勝ち越した。
 知徳は八、九回に好機を生んだが、後続を断たれた。
 繰り返した走塁練習結実〝ゴロゴー〟で決勝点常葉大橘
 常葉大橘が掲げる「無安打でも点を取る」機動力野球で、知徳の150キロ右腕小船を攻略した。決勝点は三走が内野ゴロで本塁へ突入する「ゴロゴー」で奪った。練習で繰り返してきた作戦が大事な局面で生きた。
 同点の七回裏1死三塁。相手内野陣は前進守備を敷いたが、転がせば得点できる共通認識があった。打席の木下は追い込まれてから「ゴロになる打撃を」と切り替え二塁前へ軽打。三走清水はインパクトに合わせ本塁へ。「当たった瞬間に行く意識でいた。狙い通り」と絶妙なスタートを振り返った。
 先発全員が50メートル6秒台前半と俊足ぞろい。この日の得点は全て内野ゴロの間に挙げた。犠打で一走が一気に三塁を陥れる場面もあり、走塁で重圧をかけ続けた。片平監督は「小船君は打っての得点は難しい。徹底していたことができた」と目指す野球を体現した選手をたたえた。
 (吉沢光隆)

 知徳が初戦敗退 150キロ右腕小船悔やむ「先頭を出してしまった」
 常葉大橘に逆転で敗れた知徳。最速150キロ、大会屈指の右腕として注目された小船は「調子は悪くなかったが、先頭を出してしまったことが失点につながった」と悔やんだ。
 昨秋の最速は132キロ。フォームを見直し、冬場に走り込みなど体作りに専念して飛躍的に球速を伸ばした。だがこの日は要所で踏ん張りきれず「まだまだ成長していかなければ」と痛感した。

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