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⚾浜松開誠館4強 投打で快勝 秋季高校野球静岡県大会

 来春の選抜大会につながる第76回秋季高校野球静岡県大会は17日、草薙球場と清水庵原球場で準々決勝を行い、4強が出そろった。今夏の全国選手権に出場した浜松開誠館は浜松工を投打で圧倒し初の4強。大会第5日は23日、草薙球場で準決勝を行う。

浜松工―浜松開誠館 1回裏浜松開誠館2死二塁、塚田が先制適時打を放つ=草薙球場
浜松工―浜松開誠館 1回裏浜松開誠館2死二塁、塚田が先制適時打を放つ=草薙球場


 【評】投打がかみあった浜松開誠館が、浜松工に快勝した。
 浜松開誠館は初回に4番塚田の適時打で先制すると、二、三回にも1点ずつを加え、五回には鈴木晄の2点適時打で突き放した。先発松井は走者を置いても要所を締める粘りの投球で完投した。
 浜松工は失策が失点につながり、流れに乗れなかった。

打って塚田、2適時打 投げて松井、毎回11K
 過去2戦の全打席で安打を記録した浜松開誠館の新4番塚田は、この日も初回の先制適時打を含む3安打2打点と打線をけん引。「良いイメージを持てている」と自信をみなぎらせた。
 大会前は絶不調。だが、ステップする左足の動きに合わせてトップをつくる意識を持ったことで体が投手方向へ流れる癖が矯正された。的確に球を捉えられるようになり、初戦は9番だった打順が昇格した。今大会の通算成績は11打数10安打9打点。「いかに自分たちが(投手を)援護できるか。つなぐ意識を持っていきたい」と、東海切符を懸けた次戦へ意欲を示した。
 投げては先発松井が毎回の11奪三振で完投し、付け入る隙を与えなかった。エースの役割を果たしたが、本人は「自分の球を投げられなかった」と不満顔。「1週間空くので後悔しない投球ができるよう過ごしたい」と気を引き締めた。

▽準々決勝(草薙第1試合)
浜松工   000000100―1
浜松開誠館 11102100×―6
▽二塁打 鈴木、清水大(工)重村(開)▽暴投 松井2(開)
▽試合時間 2時間

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