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選抜枠「3」へ 秋季高校野球東海大会21日開幕 岐阜県の球場

 来春の選抜大会につながる第76回秋季高校野球東海大会は21日、岐阜県で開幕する。静岡、愛知、岐阜、三重の4県から代表各3校が出場する。静岡県代表は県大会優勝の藤枝明誠が準々決勝から登場し、県岐阜商(岐阜2位)-豊橋中央(愛知3位)の勝者と対戦する。初出場の浜松開誠館(静岡2位)は中京(岐阜3位)と、2年ぶりの日大三島(静岡3位)は鈴鹿(三重2位)と1回戦でぶつかる。来春の選抜の東海地区出場枠は3校に増え、静岡県勢は5年連続出場を狙う。決勝は29日、長良川球場で行われる。

 ■藤枝明誠(静岡1位) 鉄壁守備で投手援護
 藤枝明誠は今夏の静岡大会4強の経験者を軸に先発を組む。一瀬、井手尾の二遊間、捕手皆川、一塁川崎に、秋から主力の三塁梶田を加えた内野は鉄壁。堅守で右腕山田、左腕日吉ら投手陣を援護したい。 photo03 3年ぶりに県大会を制した藤枝明誠
 打線は県大会を勝ち上がるごとにつながりが出た。坂上、矢沢、平口ら新戦力も台頭し穴がない。初戦はどちらが勝ち上がってきても好投手が相手になるだけに、鍛えてきた犠打、走塁を絡めて好機を確実にものにしたい。

 ▽一瀬友希主将 目標は創部初の春の甲子園。まずは目の前の一戦をみんなでカバーし合いながら泥くさく戦う
 ▽光岡孝監督 厳しい戦いになるが、東海だからとスタイルを変えず、同じ野球ができれば勝つことは可能。

 ■浜松開誠館(静岡2位) 主戦の松井に安定感
 浜松開誠館は前チームから登板経験を重ねる左腕松井に安定感がある。県大会では先発した準々決勝の浜松工戦、準決勝の日大三島戦で、本調子でないながらも好投し主戦の役割を担った。 photo03 初出場の浜松開誠館
 攻撃は県大会5試合で計43得点と強力。3回戦から4番に入った塚田は19打数11安打と台頭した。夏の甲子園を経験した1番大迫と中軸の加藤も打線をけん引。一人一人の能力を生かし、つながりが生まれればまとまった得点も期待できる。

 ▽加藤蔵乃介主将 まずは初戦をしっかり勝てるように。全力プレーで優勝して2季連続の甲子園に出たい。
 ▽佐野心監督 県大会は試したい戦術ができなかった。まだレベルアップできるし、足が絡めば点も取れる。

 ■日大三島(静岡3位) 打撃を強化 備え万全
 県大会は準決勝直前に体調不良者が相次いだ苦境をチーム力で乗り切った。東海は万全の備えで臨む。打線の要は俊足巧打の小林と綱島。二遊間を組む2人が攻守の鍵を握る。投手は経験豊富な左腕関野は制球力が光り、1年の右腕小川は力強い直球が武器。 photo03 2年ぶりの選抜を狙う日大三島
 県大会のチーム打率は2割8分4厘で得点力が課題だったが、県大会後は連日約2時間のフリー打撃で振り込んだ。初戦の会場(人工芝)を想定した守備練習にも取り組んだ。

 ▽富塚龍之介主将 やってきた練習に間違いはない。力がない分みんなが一つになり、自信を持って戦う。
 ▽永田裕治監督 県大会後の1カ月間しっかりと計画を立てて練習してきた。一戦必勝で粘り強く、泥くさく戦う。

 21日の試合(静岡県勢の1回戦)
 ▽岐阜・カヤバスタジアム
鈴鹿 10:00 日大三島
浜松開誠館 12:30 中京

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