テーマ : 高校野球 静岡

記者コラム「清流」 暑い球場

 夏の高校野球静岡大会では数々の熱戦が繰り広げられた。担当した掛川球場では選手のプレーはもちろんのこと、スタンドの応援も熱いものがあった。
 球場も暑かった。内野席のアスファルトで球場全体に熱がこもっているように感じた。足がつる選手が多く、試合を中断することが何度もあった。高齢の審判員の体調も気がかりだった。
 老朽化する球場の改修を望む声を毎年のように聞く。子どもの習い事が多様化した昨今は野球離れが進み、球場整備だけ優先するのはどうかという意見もあると思う。
 しかし、スタンドから選手を応援する子どもたちのきらきらとした笑顔や歓声を見聞きしたとき、高校野球に憧れる場所がこれからも身近にあってほしいと思った。
(伊藤さくら)

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