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⚾東海大翔洋が準優勝 神戸弘陵に1―9 静岡県勢初Vならず【全国高校女子硬式野球選抜】

 第25回全国高校女子硬式野球選抜大会は7日、東京ドームで決勝を行い、静岡県の東海大翔洋は神戸弘陵(兵庫)に1―9で敗れ、県勢初の優勝はならなかった。神戸弘陵に破れ、悔しそうな表情を見せる東海大翔洋の選手=7日午後、東京都文京区の東京ドーム
 東海大翔洋は初回に先発垣崎瑠依がつかまり、1死満塁から、走者一掃の適時三塁打とスクイズで4点を失った。五回に川満芽衣の適時打で1点を返したが、その裏に5安打を浴びて5失点し、反撃ムードを断たれた。

好機生かせず防戦も、決勝の舞台堂々と
 東海大翔洋は初回に失った4点が重くのしかかった。打線も何度か好機をつくったものの神戸弘陵の投手陣を崩せず。弓桁監督は「成果は出せたが(展開は)防戦になった」と振り返った。神戸弘陵戦に先発し、力投する東海大翔洋・垣崎=東京ドーム神戸弘陵戦に先発し、力投する東海大翔洋・垣崎=東京ドーム
 先発垣崎は初回に1死から安打2本などで満塁のピンチを招いた。強力打線を警戒し、カウントを悪くしたところを捉えられ、「変化球が決まらず、修正ができなかった」。踏ん張りきれず、唇をかんだ。神戸弘陵戦の5回、追加点を奪われてマウンドの垣崎(右から2人目)に声を掛ける東海大翔洋の内野陣=東京ドーム
 打線は相手投手が交代した五回に、2死から四球と安打で好機をつくった。打席に立った川満は「前の打席でチャンスに打てなかったので取り返したかった」と三遊間を破り、今大会無失点だった相手から1点をもぎ取った。だが中盤までの好機を生かせなかったことが後半に響いた。東海大翔洋―神戸弘陵 5回表東海大翔洋2死、一、三塁、川満の適時打で1点を返す=東京ドーム東海大翔洋―神戸弘陵 5回表東海大翔洋2死、一、三塁、川満の適時打で生還する三走・井戸(左)=東京ドーム
 それでも鍛えてきた守備は無失策と成果を示し、初めての決勝で堂々と戦った。「準優勝で満足せず、目標は日本一。技術と雰囲気をもっと良くしていきたい」と主将の宮。悔しさは夏にぶつける。神戸弘陵に破れ、2位になった東海大翔洋の選手=7日午後、東京都文京区の東京ドーム神戸弘陵に破れ、2位になった東海大翔洋の選手=7日午後、東京都文京区の東京ドーム
(運動部・吉沢光隆、写真はいずれも写真部・小糸恵介)

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