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陸上特化再整備方針の四ツ池公園 「まちの魅力高める施設に」 浜松市長

 浜松市の中野祐介市長は11日の定例記者会見で、浜松球場を解体し、陸上競技場に特化して再整備する方針を示した四ツ池公園運動施設(中区)について、「暮らしの魅力を高める上でスポーツの力は大きい。市民が陸上を楽しみ、力を発揮する場であるとともに、まちの魅力を高めるような施設にしていきたい」と思いを語った。

 同施設の再整備方針は4日の市議会大型公共施設建設特別委員会で初めて公表した。中野市長は県が遠州灘海浜公園篠原地区(西区)に整備する野球場の議論と切り離して同施設の再整備方針を検討することに関して「(同施設は)老朽化が進み、待ったなしというところに来ている」と説明。両施設を改修した際にはそれぞれ専有面積が拡大するため共存が困難な上、市内に陸上競技場が同施設にしかないことを踏まえて判断し、浜松球場が担ったプロ野球の機能は県が整備する野球場で確保する意向を改めて示した。
 一方、「市が野球場から一切、手を引くという訳ではない。既存野球場の機能向上も含めて高校野球を開催できる規模にする」と強調し、「最終的には(県の野球場の)基本計画公表を踏まえて四ツ池公園運動施設の整備構想をまとめたい」と述べた。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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