テーマ : 高校野球 静岡

⚾東海大翔洋 ノーシード進撃  全国高校野球静岡大会4回戦

東海大翔洋―常葉大橘 1回表東海大翔洋1死一、二塁、先制の3点本塁打を放ちガッツポーズする米倉(右)=清水庵原球場
東海大翔洋―常葉大橘 1回表東海大翔洋1死一、二塁、先制の3点本塁打を放ちガッツポーズする米倉(右)=清水庵原球場

 ▽4回戦(清水庵原第2試合)
東海大翔洋
3020130―9
1000000―1(7回コールド)
常葉大橘

▽本塁打 米倉(東)渡辺(常)
▽二塁打 土方(東)長谷川(常)▽野選 市川(常)
▽試合時間 1時間38分

 【評】東海大翔洋が16安打で常葉大橘から大量9得点した。初回に米倉の3点本塁打で先制し、三回も米倉、磯部の適時打で2得点。六回は赤尾の適時打など打者9人で3点を奪った。左腕小根沢は7回1失点の好投。
 常葉大橘は渡辺の初回先頭打者本塁打による1点だけ。杉田、市川の二枚看板が打ち込まれた。

 米倉 強烈先制パンチ
 主砲の強烈な先制パンチで東海大翔洋が一気に主導権を握った。3試合で2安打と調子の上がらなかった主将米倉が一回に走者2人を置いて左翼へ3点本塁打。「仲間に助けられてきた。今日は絶対にチャンスで打つ」。競り合いが予想された強豪同士の一戦をワンサイドゲームに導き、ノーシードから唯一8強入りした。
 仕留めたのは常葉大橘の左腕杉田のスライダー。内角寄りの初球をしっかり呼び込み、滞空時間の長いアーチを架けた。三回には1死二塁で「同じ球は来ない」とバットを短く持ち、内角速球を詰まりながら右前へ運び4打点目。ここまで相手投手のボールに差し込まれ気味だったが、森下監督の助言でバットを早くトップの位置に入れたことで、対応力を取り戻したという。
 1年夏の準優勝をベンチで見届け、昨夏は正捕手として4回戦敗退。甲子園への険しい道を痛感して最上級生になった昨秋、自ら主将に立候補した。目指してきたのは「どこよりも強く甲子園に行きたいと思うチーム」だ。「ここから先は技術ではなく気持ちの勝負」。センバツ出場の常葉大菊川との準々決勝は真価が試される大一番になる。

 

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