テーマ : 高校野球 静岡

⚾開誠館、打撃練習で快音 キーマン深谷が好調 「チーム勢いづける」 10日に初戦

 大会第5日の10日に東海大熊本星翔との初戦に臨む浜松開誠館は7日、大阪府高槻市の萩谷総合公園野球場でシートノックやシート打撃など2時間の練習を行った。

快音を響かせた1番深谷=萩谷総合公園野球場
快音を響かせた1番深谷=萩谷総合公園野球場

 シート打撃では近藤、広崎、松井の3投手が登板。約30球ずつを投げ、感触を確かめた。広崎は打者6人に対し3奪三振と好投。「腕が振れて直球が走っていた。今日のような投球を甲子園でできるよう調整したい」と納得の表情を浮かべた。
 スタメン候補の打者は右投手を相手に一カ所でのフリー打撃を行った。佐野監督がキーマンの一人に挙げる1番深谷は左右に鋭い打球を飛ばし好調を維持。「思い切り振ってチームを勢いづけたい。出塁率も意識して臨む」と意気込む。
 相手の右横手玉木に対し、終盤の出番が想定される左の代打候補も快音を響かせた。シート打撃で赤尾が右中間を破る痛烈な二塁打を放つと、福田も三塁打2本を含む3安打と大当たり。静岡大会で無安打だった2人がアピールに成功し「調子はいい。いつでもいける」と意欲を見せた。
 (吉沢光隆)  浜松開誠館 攻撃 戦力分析 打線 つながり戻る  静岡大会6試合のチーム打率は3割3分5厘。序盤3試合はかみ合わなかったものの、準々決勝以降で本来のつながりのある打線に復調し、良い状態で本番を迎えられそうだ。
 鍵を握るのは打率5割を記録したリードオフマン深谷。振り終わりにバットが背中にぶつかるほどのフルスイングで、二塁打6本と長打力を兼ね備える。持ち前の思い切りの良い打撃で初回からチームを勢いづけたい。
 2番を打つことが多い広崎は、広角へうまくはじき返すミート力があり、状況に応じたつなぎの打撃ができる。藤枝明誠との準決勝では九回に同点打を放つなど勝負強さもある。
 3番本多駿、4番新妻ら軽々と外野へ打球を運ぶ力のあるクリーンアップの前に、深谷、広崎が2人でチャンスメークできるかが鍵になりそう。
 そのほか背番号3を勝ち取った5番加藤は4回戦からスタメンに入り、13打数7安打で打率5割3分8厘と台頭した。準決勝で先制スリーラン、決勝でも先制適時打とチャンスに強く、チームトップの8打点を挙げた。
 主に6番だった吉松は本来は上位を打つ好打者。静岡大会では不調に苦しんだが決勝で適時打2本を放つなど調子は上向いている。

いい茶0

高校野球 静岡の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞