テーマ : 高校野球 静岡

⚾藤井(袋井)が逆転サヨナラ弾 高校野球静岡大会1回戦

駿河総合―袋井 サヨナラ勝ちを収め、スタンドの声援に応える袋井の選手=磐田球場
駿河総合―袋井 サヨナラ勝ちを収め、スタンドの声援に応える袋井の選手=磐田球場

 ▽1回戦(磐田第1試合)
駿河総合
010010001―3
100000004x―5
袋井
▽本塁打 藤井(袋)
▽三塁打 矢野(袋)▽二塁打 池田(駿)西尾、矢野(袋)▽暴投 出井2(駿)
▽試合時間 2時間13分

 【評】袋井は逆転サヨナラ本塁打で駿河総合との接戦を制した。
 袋井は2点を追う九回二死一、二塁、矢野の適時二塁打で1点差に迫ると、続く二、三塁の好機で藤井が初球を左翼スタンドに運び、勝負を決した。投げては左腕矢野が粘りの投球で3失点完投。
 駿河総合は終盤まで試合を優位に運んだが、最後に力尽きた。

 9回二死 公式戦初の一発
 劇的な結末が待っていた。九回裏二死。1点差に迫り、なお二、三塁の好機。打席に立ったのはこの日無安打の藤井。「迷惑をかけた分を取り戻す」。初球の変化球を振り抜き、左翼スタンドへと運んだ。
 高校通算本塁打は3本。公式戦では初めてという一発がチームを救った。思い切りの良さを買われて1番に起用された2年生。土壇場の一打に「打った瞬間行ったと思った。自分で決められて良かった」と相好を崩した。
 「出来過ぎ。もう一度やれと言われても絶対できない」。興奮気味に試合を振り返った木村監督。主戦矢野の粘投や野手陣の好守も光った。「自信を持って最後までやりきろうと声をかけていた。一人一人が役割を全うし、取り組んできたことを発揮してくれた」と選手をたたえた。
 次戦は今春選抜出場の常葉大菊川。藤井にとっては中学時代のチームメートが在籍し、対戦を心待ちにしていた相手だ。「いつも通り塁に出ることが自分の役割。接戦で終盤勝負に持ち込みたい」と見据えた。
 

 

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