テーマ : 高校野球 静岡

⚾静岡市立 打線が奮起  全国高校野球静岡大会2回戦

富士市立―静岡市立 4回裏1死二塁、静岡市立の横山が左越えに適時二塁打を放つ=富士球場
富士市立―静岡市立 4回裏1死二塁、静岡市立の横山が左越えに適時二塁打を放つ=富士球場

 ▽2回戦(富士第1試合)
 富士市立
 100000000―1
 10211000×―5
 静岡市立
▽本塁打 横山、通清水(静) ▽三塁打 横山(静)▽二塁打 横山(静)▽暴投 山下(静) ▽試合時間 2時間26分

 【評】静岡市立は2本塁打を含む10安打と打線が奮闘。山下は1失点完投し富士市立を下した。静岡市立は同点で迎えた三回、横山の本塁打で勝ち越すと、五回にも通清水の本塁打で加点。投げては山下が走者を背負っても粘投し、主導権を譲らなかった。富士市立は初回に佐藤壮の犠飛で先制したが、その後は追加点が遠かった。

横山 サイクルあと一歩  静岡市立の主将横山はサイクル安打に迫る大活躍だった。1番打者で「普段は単打と俊足が自分のスタイル」というが、この日は3安打とも長打。「勝ちたいという思いがバットに乗った」と振り返った。
 初回に三塁打で先制の起点をつくると、三回に低めの変化球を左翼席に運び、自身公式戦初の本塁打をマーク。四回には適時二塁打を放ちサイクル安打にリーチをかけた。チームメートからは「狙えるんじゃないの」と声をかけられたというが第4打席は冷静に四球を選んだ。「主将として精神面でもプレー面でもチームを引っ張れた」と晴れやかな表情を見せた。
 安井監督は「大会前に打てない時期が続いたが、持ち前のポジティブ思考で乗り越えてくれた。チームの緊張を吹き飛ばすような振りだった」とたたえた。
 (富士支局・沢口翔斗)

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