テーマ : 高校野球 静岡

⚾小山 清流館振り切る 堀江、先制打に好リリーフ 全国高校野球静岡大会2回戦

小山―清流館 8回表を終え、2番手で登板した小山の堀江(左)と先発の高橋健斗(右)がグラブタッチをする=あしたか球場(東部総局・田中秀樹)
小山―清流館 8回表を終え、2番手で登板した小山の堀江(左)と先発の高橋健斗(右)がグラブタッチをする=あしたか球場(東部総局・田中秀樹)

 ▽2回戦(あしたか第2試合)
 清流館 
 003020001―6
 40301101×―10
 小山
 ▽三塁打 法月吏(清)▽二塁打 紅林(清)、堀江、芹沢、小野(小)▽暴投 法月吏(清)、高橋健(小)▽捕逸 徳田(清)
 ▽試合時間 2時間29分

 【評】14安打の猛攻を見せた小山が、追いすがる清流館を振り切った。
 小山は初回に堀江、芹沢の連続適時二塁打で4点を先制。1点差に迫られた三回に3点を加え、優位に試合を進めた。先発高橋健は味方の失策もあり5失点したが、継投した堀江がリードを守った。
 清流館は必死に追いすがったが、序盤の大量失点が痛かった。

 500回素振り成果 初登板は「緊張」
 小山の4番堀江が投打で活躍し、チームを夏の最高記録に並ぶ3回戦に導いた。「貢献できてうれしい。次の試合も勝ちたい」とはにかんだ。
 チームを勢いづける一打だった。初回、清流館の主戦宗野の甘く入ったスライダーを見逃さずに引っ張り、レフトへの二塁打で先制の2点を挙げた。「毎日500回、素振りした成果」と打撃に自信を深める。
 投げては相手打線に苦しめられた主戦の高橋健を八回から救援した。序盤から肩をつくって備えていたが、公式戦初登板に「緊張した」と独特の雰囲気に気おされた。それでも最終回のピンチを1失点で断ち切った。
 人気お笑いコンビ「トータルテンボス」の藤田憲右さんが主戦だった1993年も3回戦に勝ち上がった。悲願の4回戦進出を目指し、堀江は「今までと変わらずにやっていきたい」と冷静に前を見据えた。

 

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