テーマ : 高校野球 静岡

⚾知徳の小船 静岡県内最速タイ152キロ 春季高校野球静岡県大会2回戦

知徳―浜松城北工 力投する知徳の小船=あしたか球場(東部総局・田中秀樹)
▽2回戦(あしたか第2試合)
浜松城北工000000000ー0
知徳   00000400×ー4
▽二塁打 伊藤大(知)
▽試合時間 2時間1分

【評】知徳が主戦小船の力投で、浜松城北工に完封勝ちした。
 両チーム無得点のまま迎えた六回、知徳は伊藤大の適時二塁打などで一挙4点を挙げた。小船は最速152キロを記録。伸びのある直球を主体に、毎回の14三振を奪った。
 浜松城北工は高林と山本が粘り強く投げたが、打線が散発3安打に封じられた。

プロ注目の右腕 14奪三振で完封「夏までに158キロ」
 プロ注目の右腕、知徳の小船が圧巻の投球を披露した。三回には2015年に日大三島の小沢怜史投手(現ヤクルト)が記録した、県内高校生歴代最速タイの152キロをマーク。毎回の14奪三振に「軽く投げても140キロ台は出るし、余力はまだある」と手応えを口にした。
 両チーム無得点の緊迫した展開。初鹿監督のげきを受けて三回、試合の流れを変えようと、一気にギアを上げた。風邪で体調が優れない中、150キロ台の直球を連発し、仲間を鼓舞した。
 四回以降は一転、スライダーを巧みに織り交ぜ、相手打線を翻弄(ほんろう)した。スライダーは強豪・大阪桐蔭との練習試合を3月に経験し、使い方を会得したという。「感覚で自由に緩急をつけられるようになった」と成長を実感する。
 1年秋以来の完封勝ちでシード権をつかんだ。当時の135キロから季節ごとに球速を上げ、「夏までに158キロを出したい」。198センチ、110キロの体格を誇る高校3年生には無限の可能性が広がる。知徳―浜松城北工 力投する知徳の小船=あしたか球場(東部総局・田中秀樹)
 (東部総局・菊地真生)
 

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