テーマ : 高校野球 静岡

⚾藤枝明誠の日吉、120球完封 3年ぶり4強 秋季高校野球静岡県大会

 来春の選抜大会につながる第76回秋季高校野球静岡県大会は17日、草薙球場と清水庵原球場で準々決勝を行い、4強が出そろった。藤枝明誠は日吉結雅が常葉大菊川打線を完封し、3年ぶりに準決勝へ進出。大会第5日は23日、草薙球場で準決勝を行う。

常葉大菊川―藤枝明誠 相手打線を4安打に抑え完封した藤枝明誠の日吉=草薙球場(写真部・久保田竜平)
常葉大菊川―藤枝明誠 相手打線を4安打に抑え完封した藤枝明誠の日吉=草薙球場(写真部・久保田竜平)
常葉大菊川―藤枝明誠 4強進出を逃し悔しさをにじませる常葉大菊川ナイン=草薙球場
常葉大菊川―藤枝明誠 4強進出を逃し悔しさをにじませる常葉大菊川ナイン=草薙球場
常葉大菊川―藤枝明誠 相手打線を4安打に抑え完封した藤枝明誠の日吉=草薙球場
常葉大菊川―藤枝明誠 相手打線を4安打に抑え完封した藤枝明誠の日吉=草薙球場
常葉大菊川―藤枝明誠 相手打線を4安打に抑え完封した藤枝明誠の日吉=草薙球場
常葉大菊川―藤枝明誠 相手打線を4安打に抑え完封した藤枝明誠の日吉=草薙球場
常葉大菊川―藤枝明誠 最終打者を打ち取り、グラブをたたいて喜ぶ藤枝明誠の日吉=草薙球場
常葉大菊川―藤枝明誠 最終打者を打ち取り、グラブをたたいて喜ぶ藤枝明誠の日吉=草薙球場
常葉大菊川―藤枝明誠 相手打線を4安打に抑え完封した藤枝明誠の日吉=草薙球場(写真部・久保田竜平)
常葉大菊川―藤枝明誠 4強進出を逃し悔しさをにじませる常葉大菊川ナイン=草薙球場
常葉大菊川―藤枝明誠 相手打線を4安打に抑え完封した藤枝明誠の日吉=草薙球場
常葉大菊川―藤枝明誠 相手打線を4安打に抑え完封した藤枝明誠の日吉=草薙球場
常葉大菊川―藤枝明誠 最終打者を打ち取り、グラブをたたいて喜ぶ藤枝明誠の日吉=草薙球場


 【評】藤枝明誠の日吉が常葉大菊川打線を完封した。
 藤枝明誠は初回に押し出し四球で先制し、三回には暴投で加点。六回にも敵失に乗じて追加点を取った。先発日吉は変化球を中心とした組み立てで散発4安打に封じた。
 常葉大菊川はミスでの失点が響き、攻撃も反撃の糸口をつかめなかった。

菊川打線を圧倒 変化球駆使、絞らせず
 自信のある変化球がさえ、凡打の山を築いた。藤枝明誠の左腕日吉は常葉大菊川打線に最後まで的を絞らせず、120球で高校初完封。大事な一戦をものにし「ベストピッチングに近い投球ができた」と喜びを表した。
 直球を見せ球にし、変化球で打たせて取るのがスタイル。縦に割れるカーブと横のスライダーを巧みに投げ分け、全投球の約8割を変化球で組み立てた。この日は特にカーブが切れていて、「カウントもとれたし、決め球にも使うことができた」。
 今大会は日吉の出来が鍵になると踏んでいた光岡監督は「以前から決めていた」と迷いなく先発に起用。「変化球の中にも緩急があるので、狙われても初見で捉えるのは難しい」と期待通りの力投に舌を巻いた。
 先輩の寺下、牧野という好投手2人の陰に隠れ、登板機会が少なかった今夏までの悔しさもある。エースナンバーを背負う山田らとともに「投手陣全員で抑えていきたい。技術よりも気持ちで向かっていく」と次戦を見据えた。
 (運動部・吉沢光隆)

常葉大菊川 2年連続センバツは絶望的
 攻守に力を発揮できず、藤枝明誠に敗れた常葉大菊川。今大会初登板となった先発久保がリズムをつかめず、初回に押し出し四球、三回には暴投で失点した。打線は相手左腕日吉の変化球に苦戦。走者が出ても、本塁が遠かった。
 けが人が出たこともあり、新チームでは多くの1年生が出場した。主将の鈴木は「1年生に頼っていた自分たちがもっとしっかりしなければいけなかった。課題の徹底力も改善できず、チーム力の差が出た」と悔しさをにじませた。

▽準々決勝(草薙第2試合)
藤枝明誠  101001000―3
常葉大菊川 000000000―0
▽暴投 日吉(藤)久保(常)
▽試合時間 2時間11分

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