テーマ : 高校野球 静岡

⚾島田商 14安打16点  全国高校野球静岡大会2回戦

静岡西―島田商 4回裏静岡西1死一塁、堀が左前打を放ち、ベンチに笑顔を向ける=清水庵原球場
静岡西―島田商 4回裏静岡西1死一塁、堀が左前打を放ち、ベンチに笑顔を向ける=清水庵原球場

 ▽2回戦(清水庵原第1試合)
 島田商 
 310300-16
 00020―2
 静岡西
(5回コールド)
▽三塁打 鈴木海(島)▽二塁打 竹本、小沢、増田、曽根(島)▽暴投 鈴木2(静) ▽試合時間 1時間50分

 【評】島田商が長打5本を含む14安打に10四死球を絡めて16得点し、静岡西をコールドで退けた。  島田商は一回、相手投手の制球難に乗じて3点を先行。二回には打者14人の猛攻で一挙10点と突き放した。  静岡西は8安打を放ち、四回には4安打を集めて2点を返したが、序盤の大量失点が響いた。
唯一の3年堀 チームけん引 静岡西  島田商の猛攻に屈することなく、静岡西が一矢を報いた。四回、4安打で2点を返す意地を見せた。主将の堀は「序盤にやられてしまったけれど、最後に取り返せた」と笑顔だった。
 部員13人のうち3年は堀だけ。昨秋は部員8人に助っ人の手を借りて乗り切った。春に1年4人が入部。唯一の最上級生として叱られ役も引き受けた。「主将としてチームをまとめられなくて、打撃の調子も悪くなって、やめたくなった時もあった」と振り返る。
 序盤に大量失点を喫し「後輩の緊張をほぐしたかった」と声をかけ続けた堀。役目を全うし、「やめなくて良かった」と言葉に充実感をにじませた。
 (結城啓子)

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